「ワンワン！」（父ちゃん：まだ5時前じゃないか！）いつもなら朝7時ごろの散歩ですが、初めての温泉旅館に興奮気味の我が家の愛犬、ゆず子。これ以上お部屋で吠えられては困るので、今日は特別に朝5時台の早朝散歩に出発です！
父ちゃん：「行くでゆず子」 ゆず子：（お、オー！）
お散歩グッズを手に、ゆず子と一緒に静かな廊下を抜けました。
草津の湯治効果、実感中？
実は昨日、ちょっと足を痛めてしまった父ちゃん。足を引きずりながらの散歩にはなるんですが、これがあまり苦にならない！「さすが草津の湯だな〜」（個人の感想です。）
昨晩入った温泉のおかげか、なんだか体が軽い気がします。
静寂の湯畑を独り占め！
外に出ると草津のシンボル、湯畑！
朝5時台にも関わらず、すでに何人かの観光客らしき人が散歩していました。食事処の従業員さんが荷物を運び入れる姿も。でも、普段の賑わいと比べると、湯畑はまだ静寂に包まれています。湯けむりが幻想的で、とっても気持ちがいい！ゆず子もクンクンと温泉の香りを嗅いでご満悦の様子です。
ゆず子：（べつに！臭いだけやん。）
湯畑を一周した後は、通ったことのない道へ。次の旅行の参考に！リサーチ散歩（そうだ、せっかくだから調べておいた他の犬連れOKの宿も見てみよう！）今回は時間がたっぷりあります。ゆず子が疲れないようにゆっくり休みながら、次の旅行の参考のために、この辺りの犬と泊まれる宿や、行きたかった植物園、チェックしていた飲食店などをリサーチ！（本当は足が痛くて速く歩けない！）
スマホのナビを頼りに進みながら、道沿いのホテルやお店を確認できました。交通量が少ない時間帯なので、ゆず子も安全に歩けて一石二鳥です。愛犬と二人きりの、まだ詳しく知らない町での早朝散歩。日常では味わえない特別な体験を、さっそく満喫している父ちゃんでした。
ゆず子：（頼むで父ちゃん、帰りにおやつも頼むで）
早朝散歩の道草と湯畑で出会った小さな交流
「おはようございます。」朝6時を過ぎた頃、散歩中の人とすれ違う回数がだんだんと増えてきました。清々しい朝の空気の中、父ちゃんとゆず子は湯畑方面へ戻ろうとしている。
ナビ通りに進んでいた道でしたが、突然、父ちゃんが
「こっちに行ったらどうやろ？」と、いつもの思いつきを発動！ 人通りも無く、車のあまり通らない道を進もうする父ちゃんも、それを察するゆず子もちょっとだけ不安に。
父ちゃん：「こっちで良いはずなんだけど…」
ゆず子：ジトー（父ちゃんの顔を真剣に見つめる）
そんな時、前方になんと新聞配達の配達員さんの姿が！
父ちゃん：「すみません、湯畑行くにはこの道でいいですか？」突撃で声をかけてみたところ、配達員さんから
「大丈夫ですよ、この道まっすぐです」という心強いお言葉！この一言で、父ちゃんの不安は一気に吹き飛びました！
父ちゃん：「ありがとうございます。」お礼を言ってゆず子を見ると、ゆず子はニターッとへんな笑顔。まるで「ほらね、父ちゃんがちゃんと聞けば大丈夫なんだよ」と言っているようにも見えます。父ちゃんは無言で歩き出し、ゆず子もまだ笑顔のまま、その後に続きました。
人見知り犬ゆず子の交流
しばらく道なりに進むと、ホテルや旅館が増え、賑やかな雰囲気になってきました。その時、小学生くらいの男の子から
「触ってもいいですか？」と、声がかかりました。ゆず子の事だろうと思った父ちゃん。ところが、ご存じの通りゆず子は人見知りをする小心犬。案の定、男の子から逃げようとしてしまいます。「ほら、怖がっているじゃないの。」少年の保護者らしき方も気を遣って声をかけてくださいました。しかし、こうなると父ちゃんは逆に少年にゆず子を触らせたくなってしまうんです。父ちゃんはゆず子を抱き上げ、少年とハイタッチをさせてあげました。「ありがとうございます。」少年と保護者の方は笑顔で近くの旅館に入っていかれました。父ちゃんはゆず子を見ると、その瞬間、ゆず子がウインクをしたように見えました。（またまた個人の感想です。）
時刻は7時近くになり、無事、父ちゃんとゆず子は湯畑の賑わいに戻ってきました。父ちゃんはまだまだ愛犬ゆず子と歩きたかったのですが、そろそろ旅館に戻る時間。今朝の散歩は、道草とハプニング、そして心温まる小さな交流が詰まった、記憶に残るものとなりました。今日も一日、ゆず子とのんびり過ごします。
読んでいただき、ありがとうございました！今回の旅行では、ゆず子との早朝散歩で、草津のまた違う一面を見ることができました。 皆さんは愛犬との旅行で、どんなハプニングや楽しい思い出がありますか？
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